「アルコール筋症」で傷ついた筋肉に超回復は起こるのか?

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お酒の飲みすぎた後は、二日酔いに苦しむことになります。頭痛に吐き気、起き上がることもつらいですね。

時には両足がしびれたり筋肉痛のような痛みがあったりするときもあります。実はこれ、アルコール筋症というアルコール性神経疾患の一種、つまり病気なのです。

飲みすぎた翌日に筋肉痛?アルコール筋症とは

 

アルコール筋症とは、アルコールを摂取した翌日くらいに足の先にしびれや痛み、違和感があり、かなり強い痛みがあります。

まるで筋肉痛のような症状ですが、原因は多量飲酒と栄養不足です。

アルコール筋症の原因はお酒の毒性だけではありません。ベースには栄養不足があり、とくにビタミン不足が大きな原因になります。

 

アルコールを分解するためにはビタミンB1が必要で、あまりにも多量にお酒を飲むと糖の代謝に使われるべきビタミンB1がアルコールの分解に回ってしまいます。すると糖代謝がきちんとされなくなり、全身にエネルギーが行き渡りません。

脳にいくエネルギーも不足するため、ビタミン欠乏性の神経障害が起こり、これがアルコール筋症と呼ばれる痛みとなって出てくるのです。

 

健康な人であっても、大量にお酒を飲みすぎるとこういった症状がおこります。

アルコール筋症で傷ついた筋肉は、超回復する?

 

筋トレにくわしい人なら、筋肉についた傷は「超回復」修復されるんじゃないか?と思うでしょう。

残念ながら、アルコール筋症でついた筋肉の傷は超回復しません。

アルコール筋症の痛みは通常の筋肉痛と似ていますが、まったく別のものです

 

 超回復運動や筋トレなどで細かい傷が筋肉につき、この傷をたんぱく質の再合成によって修復するものです。

トレーニング後24~48時間の休息をとることで超回復がおこなわれ、筋肉が大きくなってパワーアップします。

ところがアルコール筋症で出てくる痛みは筋繊維の部分的な壊死が原因と言われ、どんなに筋肉を休めても超回復のように修復はされません。筋肉についた傷はつきっぱなしなんです。

 

こういった症状は、普段から食事が不規則だったり量が少なすぎたりして栄養不足になっていると、より症状が強く出ることがあります。

お酒好きの人はつまみも食べずに、ひたすらアルコールだけを摂取する傾向がありますから、ますますアルコール筋症が起きやすくなるのです。

アルコール性筋症には急性型と慢性型がある

 アルコールによる筋肉の痛みは大きくふたつにわかれます。

急性型は、栄養失調状態のアルコール依存患者に見られ、大量飲酒後の数時間~数日後に起きることが多いです。 ただし、それほどよくある病気ではなく、アルコール依存症患者の中でも1%くらいにしか見られません。ほとんどが男性の患者さんです。

主な症状は筋力低下や痛みで、筋繊維の壊死があります。

  

もうひとつの慢性型は、時間をかけてゆっくりと筋力が低下していきます。数週間~数か月というスパンで、筋肉が萎縮して筋力が落ちていきます。

慢性型はアルコール依存症患者さんの約50%に出てくるもので、珍しいものではありません。

それまでに飲んだアルコールの総量によっても症状が変わり、たくさん飲んできた人は症状も出てきやすいのです。

 

急性型も慢性型も、対策は禁酒です。最低でも6か月は禁酒しましょう。 なかには6か月以上、1年の禁酒を実行しても、症状の改善が見られない人もいます。あまり痛みが長く続く場合は、神経内科や整形外科で他に原因がないかを調べてもらいましょう。

筋トレ後のアルコールは、超回復を台なしに!

 

健康な人の場合、深刻な症状になることはめったにありませんが、あまり大量にお酒を飲みすぎると、体に重大な悪影響がでることは確かです。

 

さらに筋トレ後にお酒をたくさん飲んでしまうと、筋肉のたんぱく質合成が低下してしまいます。たんぱく質が十分になければ、超回復はうまく進みません。

せっかくマッチョを目指してトレーニングしても、筋力が効率よくアップしないことになります。 お酒はほどほどにして、筋トレした夜は禁酒、筋肉に十分な回復時間を与えましょう。

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